「負の力」で人生を生きやすくする

人生を生きやすくするには、「負の力」も大切なのではないでしょうか?
情報過多で忙しい現代社会において、ポジティブ思考や積極性といった「正の力」が求められがちです。しかし、この不確かで不条理な世の中を生きていくためには、「負の力」もそれ以上に大切な力となりうるのではないでしょうか。

精神医療の世界でしばし活用されている概念に「ネガティブ・ケイパビリティ」というものがあります。これは「消極的能力」とか「否定的能力」などと訳される言葉で、イギリスの詩人ジョン・キーツが記述したものです。わからないもの不確かなものをそのまま受け入れる能力であり、答えのない事態を耐え生きぬく力とも言われます。わかったふりをしない、無理やり答えを出さない、この考え方は今、教育や医療の現場でも注目されているのです。

人はとにかく早急に答えや解を求めがちです。その過程で、無理に理論を当てはめたり、自分に都合よい解釈をしたりしていないでしょうか。
精神科や心療内科ではマニュアルが通用しない例も少なくありません。医師が理論を当てはめるのではなく、患者と相互に模索していくものです。答えの出ない状態にとどまり続けること、それもまた大切な力ではないでしょうか。

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